診断について・診断内容、治療内容についてのご説明

皮膚の傷の治療について

皮膚の傷の治療についてのイメージ画像外傷や手術後の皮膚には、どうしても傷あとや切開創が残ります。それでも可能な限り目立たないようにするため、治療開始時から治療後にいたるまで、皮膚科医は様々な工夫をしています。
手術などにて皮膚を切開するときは、皮切線という、肉眼でもしわ(皮溝)とおおよそ一致して見ることのできる線に沿うように切開します。外傷などで皮切線と一致しない方向に皮膚の傷がある場合もできるだけ皮切線に合わせるようにするため、皮膚の切除や切開を追加することもあります。

縫合の際には真皮をしっかり縫い合わせる真皮縫合を行うことで傷が開こうとするのを抑えます。ただし、手掌や足底、頭皮、口唇など真皮縫合ができない部位もあり、そのような部位は糸と糸の間隔を狭く細かく縫合することで縫いあとが残りにくいようにします。
抜糸の時期は早めが理想ですが、関節などの動く部分や、背中など強い力が加わる部分は、抜糸が早すぎると縫合した部分の新しい皮膚が伸ばされ、太い線になってしまいますので、縫合部分を観察しながら適切な時期に少しずつ数回に分けて抜糸します。
抜糸後は、貼ったままでも1週間以上貼り替えが不要な紙製のテープで創を固定し、定期的に交換するテーピングを3~6カ月間続けます。さらに、傷あとにできた新しい皮膚は色素沈着を起こしやすいため、日焼け止めを塗る、服で隠すなどの方法で日光(紫外線)を避けます。 以上の点に重点を置いて治療することで、平坦で、周囲の皮膚との色の差が少なく、縫合線が目立ちにくい傷あとになることが期待できます。

ところが、傷が大きいためや強い力がかかるために皮膚が硬く厚く治ってしまう肥厚性瘢痕、あるいは傷あとの赤みやかゆみ、痛みが続き、傷の部分が盛り上がる傾向がみられるケロイド体質では、治療がさらに長期に及ぶ場合があります。ステロイド外用薬やステロイド含有テープ、ヘパリン類似物質含有軟膏などの外用薬、および懸濁性ステロイド注射薬や内服薬などを部位、症状などに応じて組み合わせて使います。
肥厚性瘢痕やケロイドは、早期に治療を開始し、3カ月以上続けると効果が現れてきますが、再発を繰り返したり、強い疼痛と皮膚の硬化のため日常生活に悪影響を及ぼしたりするような状況では、手術治療や放射線治療、および両方の併用にて治療します。ただし、治療後も長期間に及ぶ創の固定と安静が必要で、日常生活だけでなく仕事や学校生活などに影響を及ぼしますので、治療時期は慎重に検討する必要があります。

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