診断について・診断内容、治療内容についてのご説明

男性型脱毛症の治療について(改定版)

男性型脱毛症のイメージ脱毛はさまざまな原因で発症しますが、外来で多く来院されるのは円形脱毛症、男性型脱毛症の2種類です。外見への影響の大きい疾患ですので、早期からの治療開始をお勧めします。

男性型脱毛症は男性ホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)が毛球に作用して、毛髪が細く短くなる、いわゆる軟毛化により発症および進行するといわれています。
現在、男性型脱毛症の治療薬として用いられている内服薬は、5α還元酵素というDHTの産生を促す酵素を阻害してDHTを減らし脱毛の進行を抑制する作用を有する「フィナステリド錠」と「デュタステリドカプセル」です。「デュタステリドカプセル」は、「フィナステリド錠」が5α還元酵素の2型のみを抑制するのに加えて、1型と2型をともに阻害することで、脱毛症の進行を遅らせるだけではなく、発毛の促進作用も有するとされています。

どちらの内服薬も、開始から3か月は効果の実感があまりないようですが、3か月以降は毛髪が太くしっかりとなり、抜け毛も減ってくる印象です。初期のいわゆる薄毛の状態では「フィナステリド錠」で十分効果がありますが、進行して頭髪の3分の1以上が減ってしまっている状態では発毛促進作用を有する「デュタステリドカプセル」の方が効果が良いようです。
内服開始にあたっては、初回のみ男性型脱毛症であることの診断と服薬指導をさせていただきますので、医師の診察をお受け下さい(保険診療、3割負担での初診料860円)。
2回目以降は受付にて1箱単位で直接購入いただけます。(診察料、処方料は不要です)

*デュタステリドカプセル(武田テバ)30カプセル入り1箱 6,050円(税込)

武田テバファーマ社製のデュタステリドカプセルは、新薬メーカーから許諾を得て製造している、原薬、添加物および製法等が先発医薬品と同一のオーソライズド・ジェネリック薬品です。

*フィナステリド錠(ファイザー)28錠入り1箱 4,900円(税込)

新型コロナウイルスワクチンの製造で有名なファイザー社が製造している後発品で、品質や信頼性が高い製品と判断して採用しています。

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